「生涯ライダー」のために今、デイトナができること。2025年の巻頭対談は遠州ツーリングを楽しみつつお送りします。織田哲司社長が招いたのは、日本唯一のバイク業界新聞『二輪車新聞』の辻内圭さん。お互い長年にわたりバイクを楽しんできたライダーであり、また業界を盛り上げるべく奔走するビジネスパーソン。そんな二人が、デイトナの取り組みと商品の魅力について語り合いました。 デイトナのバイクツーリズムデイトナ代表取締役 織田哲司巻頭 P.03長年商品開発現場を担当し、2016年に3代目社長に就任。「すぐやること」を信条とし、社員とともにデイトナのさらなる発展に注力する。愛車はトライアンフ・スピードツイン。辻内圭(以下辻内):このたびは遠州ツーリングとして、デイトナが各地域と提携して手掛ける「朝活Cafe!」の舞台を巡ります。織田社長、お誘いありがとうございます。晴れましたね! 織田哲司社長(以下織田):良かったです。遠州とは浜松市やデイトナ本社のある森町など、静岡県西部を指します。海あり山あり、観光スポットも豊富で、ツーリングにお勧めです。 辻内:太平洋を望む福田漁港・渚の交流館では、春らしい陽光と爽快な海風を満喫しました。ここは磐田市なのですね。 織田:そうです。ヤマハ発動機コミュニケーションプラザもあり、「バイクのまち」として知られています。太平洋岸から石川県・千里浜を目指すSSTRの参加者を見送るイベントを行ったこともありますよ。 辻内:ここから日本海側へ抜ける良いルートがあるということですね! 織田:そう、浜名湖の北から国道257号線で岐阜県高山市のあたりを通り、能登半島を目指します。デイトナの社員も去年走っていました。 辻内:走り応えがありそうですね。楽しそう。さて今日は、ここからどちらへ向かいますか。 織田:西へ走り、浜名湖を渡って新居関所駐車場へ行きましょう。昨年10月に朝活Cafe in あらい!を開催した場所です。その辺りでランチでもしましょう。 辻内:遠州グルメ! これまた楽しみです。 辻内:デイトナのカスタムパーツを装着したGB350Cに乗らせていただき、半日すっかり楽しませていただきました。景色も良く、走りやすいルートでしたね。朝活Cafe!の舞台も拝見し、これは集まりやすそうだと感じた次第です。さて朝活Cafe!ですが、何カ所で開催されているのでしょうか。 織田:2024年は8地域、23拠点で開催しました。場所により開催回数は異なりますが、2023年から続けている愛知県設楽町観光協会は慣れたもので、オンシーズンの土日は6会場で開催。実に4,580枚のデイトナ特製ステッカーをお配りしました。 辻内:各地域と観光パートナー協定を締結し、地域貢献になっているようですね。 織田:専任スタッフが頑張っています。2025年は46拠点で開催しようと張り切っていますよ。 辻内:すごい……。その動機は何でしょう。正直コストもかかっていると思うのですが、失礼ながらデイトナの商いにつながるイメージがありません。 織田:ハハハ、よくそう言われますけどね。それでいいんです。ライダーの皆さんが永続的にツーリングを楽しんでもらえるならば。 辻内:我々ライダーが走るきっかけになればいい、ということですか。 織田:そう、そして「この趣味はやめられない」と遠州ツーリング対談 デイトナ代表取締役 織田哲司 X 二輪車新聞 辻内 圭
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