K-12では成長の柱であるライディングギアグループからお話を伺っていきます。山本佳孝(以下、山本):私たちは、ヘルメット、ウェア、ブーツまでライダーが身につける装備全般を開発しています。ライディングウェアではデイトナは後発です。「デイトナ=パーツメーカー」のイメージが強い中で、ライディングウェアのブランドを認知させるために、必死にやっています。実際の開発はどのように進めているのですか?山本:例えばアパレルだと、最初に基本ラインアップをまとめます。「どんなニーズに応え、どのゾーンと価格帯を狙うか」という概略を設定します。次に生地ですね。「この価格帯なら中綿、裏地はこの生地」という生地構成を決め、それからデザインに着手します。大事にしているのは「提供しやすい価格帯で、かつ高品位なもの」。「この価格で、この質感・素材・縫製はクオリティが高い」というところを目指しています。多くの人が買いやすく、安全性を備えたウェアを提供することを心がけています。織田:ライディングギアは10数年やってきて、全然芽が出なかったんですよ。でも紆余曲折しながら自分たちの居場所を「価格と品質のバランス」で見つけ、実績を積み重ねてポジションを作り、今急激に伸びている感じです。デイトナの立ち位置を見つけ、山本たちがそれを大きく外さずに展開しているので、とても頼もしい存在です。MaxFritzと提携したことも大きかったのでは?山本:そうですね。デザイナーの佐藤さんから指導を受け、企画の幅が広がったと思います。具体的には社内でパターンを起こせるようになり、製造メーカーの選択肢が増えたことや、提案を受け身で待つのではなくデイトナ主導で企画ができるようになったことが大きいです。続いてツーリンググループにお伺いします。取扱いアイテムを教えてください。福田卓也(以下、福田):ツーリンググループではバッグ類、スマートフォンホルダー、インカム、スマートモニターなど、ツーリングで役に立つアイテムを扱っています。開発はライダーに直接ヒアリングしたり、イベントでアンケートを取ったりし、あとは自分たちで使ってみて「お客さんが使いやすく、支持してもらえる商品」を考えて開発しています。手元にある新作のサドルバッグはどんな商品ですか?福田:これは「EX-TOUCH/イーエックス タッチ」という画期的な装着システムを採用したモデルです。ワンタッチで素早く取り付け・取り外しができるので、ツーリング先でも、さっと取り外してスマートに持ち運びできます。盗難防止としても大きなメリットがある商品です。ネーミングはどなたがどのように考えられたのですか?鈴木穂孝(以下、鈴木):出張に行く車内で私と福田、もう一人の担当者で「この商品大切なのは、分かりやすく良さを伝えることライディングギアで、明確なポジションを確立する。商品には必ず3つのストロングポイントを作る。ライディングギアグループグループリーダーの名前何にする?」って話をしていた時です。高速道路で横を走っていたトラックがヒントになり「エクスプレス(速い)なタッチ」というアイデアから「EX-TOUCH」という名前になりました。私の立場はデイトナを俯瞰的に捉えること、ライダーにメリットや機能美を伝える分かりやすいシリーズ商品のネーミングを重視しています。ブランドイメージづくりにも大切だと考えています。他に重視しているところはありますか?福田:企画の検討にあたっては「他社との違いや特長を必ず3つは作って」とメンバーに伝えています。新商品を説明する際に、多すぎても頭に入ってこないし、少なすぎてもダメです。3つ他に負けない部分があれば、ライダーに良さが伝わると思っています。あと見た目のカッコよさ。機能をいくら説明しても、カッコ悪かったら誰も使ってくれませんから。そこは譲れないポイントです。ツーリンググループ グループリーダー山本佳孝福田卓也
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